定員の3倍180人殺到
KBSジャパン(東京都港区)主催の韓国語講座「K‐POPで楽しく学ぼう」第2期が10日、スタートした。今期も定員60人の枠に180人の希望者が殺到。抽選で受講生が選ばれた。このうちの約半数は第1期からのリピーター組だった。
教材とする曲目の選定にあたっては、受講生の希望する「この曲」を多く採用したという。好きなリクエスト曲を歌いながら、韓国の文化、習慣、言葉も覚えられるのが人気の秘密といえそうだ。2クラスに分かれ、3カ月全12回のコースで各5曲をマスターする。今回、リクエストで最多だったのは「2AM」の「死んでも離さない」だった。
受講生は子育てが一段落したと思われる女性たちばかり。ハングルはほぼ全員が読める。「初日はノリのいい楽しい曲目から始める」という講師の趙修賢さん。選んだのは女性ユニット「Secret」の「シャイボーイ」だった。受講生は曲が流れると、すぐに体を揺らしてK‐POPの世界に浸っていた。
高橋佐恵子さん(東京都世田谷区)が韓国語に興味を持つようになったのはテレビドラマ「冬のソナタ」から。東方神起のデビュー曲を聞いたときは「歌もダンスも日本人と違う」とファンに。05年にはK‐POPが日本中を席巻するだろうと予感していたという。
主催者側は「一人でも多くの人に受講してほしい」と、次の第3期からは受講生を入れ替える。
問い合わせ先はKBS Worldカスタマーセンター(℡03・6426・1784)。
(2012.1.18 民団新聞)