世界キムチ協会と韓国キムチ協会を統合した大韓民国キムチ協会の初代会長に1月13日、キムチ名人第1号認定者で、漢盛食品の金スンジャ代表(58)が選ばれた。
金会長は母から伝授された秘法で20種類の特許を持ち、07年に政府からキムチ名人第1号に選ばれたほか、同年に伝統食品名人第29号に選定された。
金会長は「エゴマ・キャベツ巻きキムチ」「ミニロール・ポッサム・キムチ」「ワカメキムチ」など、多彩なフュージョンキムチを開発。10年にスイスで行われたダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で、「皇帝キムチ」を披露し、話題となった。
金会長は「キムチが世界中の人たちの食卓に上るようにするには、キムチに対する固定観念を崩さなければならない。白菜キムチや大根キムチにこだわるのではなく、海外市場で現地の人が普段から口にしている野菜でキムチを漬けるといい」と思いを話した。
大韓民国キムチ協会は今後、国内外にキムチ文化を広く伝え、キムチの材料の共同購入なども行う予定だ。
(2012.2.8 民団新聞)