【ソウル】第19代国会議員選挙まで2カ月余りとなったが、与党セヌリ党(前ハンナラ党)と最大野党の民主統合党は、それぞれ党外人士を委員長とする公職候補者推薦審査委員会(公薦委)を構成し、本格的な公薦作業に入った。両党とも「革新的な公薦のみが生き残りの道」として大々的な新人登用を標榜している。
セヌリ党は、先月31日に鄭 原・前大韓法律救助公団理事長を委員長とする公薦委の構成を終えた。朴槿恵非常対策委員長が強調した「公薦改革」を成し遂げながら当選の可能性高い人物を選ぶのが目標だ。
同党公薦委では、6日から10日まで候補者公薦申請を受け付け、16日から公薦審査に着手する。今月末までに戦略地域選定、「現役地域区議員25%公薦排除」原則に基づき作業を行う。
その後、競選地を決め候補間の競選を実施。3月初めには比例代表候補の選定を行い、総選挙1カ月前の3月11日までに公薦を完了する計画である。
一方、民主統合党は3日、姜哲圭・又石大総長(元公正取引委員長)を委員長とする公薦委の構成を終えた。公薦基準と競選細部方式を決め9日から11日まで候補者を公募、13日から審査に入る予定。統合進歩党との選挙連帯のための戦略公薦地域と国民参加競選地域を分けた後、審査を通じて候補を絞るという。
同党は、3月16日までに地域区国民参加競選を終え、立候補者を確定することにしている。比例代表候補者は、これと別に3月初めから公募を開始し、遅くとも3月20日頃には審査を完了する方針だ。
今回の国会議員選挙では、3月22日から23日までに中央選挙管理委員会に候補者登録申請を終えなければならない。
(2012.2.8 民団新聞)