2月27日は在日本大韓民国青年会中央本部の創立日で今年35周年を迎えた。その前日に開かれた中央大会で新役員が選出された。
この日、選出された役員は中央本部結成の直後、80年代初頭に誕生した、いわゆる青年会第1世代たちの子弟が多い。親の背中を見ながら育ったのか、みな、同胞組織人としての素養をしっかり持ち、頼もしい。
任期を終えた前会長は離任あいさつで「きょう、私と同年代の多くの仲間が〞卒会〟していくが、これからの人生は民団で活躍していくことを誓い合った。これからは民団での出世を競争していきたい」と次世代育成を謳う民団にとっては実に心強い決意を披瀝してくれた。
さて、代表監査は結成35年の歴史で初の女性会員が就任した。京都出身の彼女の抱負には気迫を感じた。
「代表監査と言う立場は色々な角度から執行部を見る必要がある。中央の常任者でない私だからこそ、先入観や固定概念なしに第三者的に正確に点検できるし、最もふさわしい人物。今後2年間、厳しくしっかりと執行部を監査していきます」と厳重チェックを予告。実にかっこいい「姉御」だ。
美しくて優しいはずの「京女」ならぬ、新執行部にとっては凜々しくしっかりとした「恐女」か?
これに応えたのか、新会長は就任あいさつで「情熱を強く持って前に進んでいきたい。そのために不断の努力で青年会のために行動していく」と力強く決意表明。
新会長もうかうかとしてはいられませんね。でも、「しっかりした女」は、実はとても面倒見がよく優しいんだよね、代表監査様。(Z)
(2012.2.29 民団新聞)