青年会の第33回定期中央大会が25、26の両日、韓国中央会館で開かれ、任期満了に伴う役員改選で、新会長に徐史晃前副会長を選出するとともに、組織活性化と同胞青年連帯の強化、地方組織再建などを柱とした新年度活動方針を決めた。中央と17地方本部95人の代議員が出席したほか傍聴者として地方役員55人が参加した。
今年は10本部目標に
大会には23日に新たに選出されたばかりの呉公太民団中央団長と鄭進前団長も激励にかけつけた。
呉団長は「民団の大会で強調したように次世代育成は最優先課題。まず青年会の活性化へ最大の支援をしていく」としながら、「そのためにも、いったん開催保留となったオリニジャンボリーは必ず開催させたいし、皆さんの協力をお願いしたい」と述べた。
青年会から花束とタンブラーをプレゼントされた鄭進前団長は「07年の青年ジャンボリーや昨年の次世代母国研修など、私が任期中に最も力を入れたのが次世代育成。たくましく育ってほしい」と願いを込めた。
重点方針は「組織活性化と青年連帯強化」、「在外選挙への積極参加」の2点。特に10年度から3カ年計画で展開している「組織活性化と青年連帯」は締めくくりの年でもあり、今年の再建地方本部の目標を10地方とした。前半期に和歌山、奈良、山口、長崎、群馬の5地方、後半期に西東京、静岡、茨城、岐阜、愛媛の5地方をめざす。このため、中央と地方協議会会長、再建目標地方の核となる青年らで「再建促進チーム」を設置し、対象青年の戸別訪問や電話連絡を徹底的に行う。
また、一人でも多くの同胞青年発掘へ「感じ・考え・行動」をテーマに全国10ブロックでリレーセミナーを開催するほか、昨年、民団が主催し青年会が主管した次世代母国研修会を今年も秋に開催する。
このほか、広報誌「アンニョン」のリニューアル、ホームページの充実をはじめSNSやメーリングなど、ネットやスマートフォンを活用した情報の提供と交換も充実させていく。
代表監査に女性…崔優香さん
任期満了に伴う役員改選では朴善貴会長の後任として新会長に徐史晃さん(31・前副会長)が満場一致で選出された。このほか、代表監査には女性初の崔優香さん(31・京都本部代表監査)が選ばれた。副会長は趙勝済さん(31・前中央副会長)のみ発表、残りについては監査も含め一任とした。
徐新会長は「とにかく全国の仲間とのネットワークを広げ、僕ら青年世代が民団社会の先頭に立って活動を展開しよう」と呼びかけた。
(2012.2.29 民団新聞)