団長に呉公太氏選出
議長 金漢翊氏
監察委員長 韓在銀氏
民団は23日、東京・港区の韓国中央会館で第52回定期中央大会を開き、前日の第66回定期中央委員会の結果についての報告を受け、第7次宣言・新綱領を審議・承認後、任期満了にともなう3機関長の改選を行い、団長に呉公太(オ・ゴンテ)・前中央副団長、議長に金漢翊(キム・ハニッ)・前大阪本部団長、監察委員長に韓在銀(ハン・ジェウン)・前中央副団長を選出した。新3機関長は大会終了後、都内のホテルで祝賀会と記者会見に臨み、在日同胞社会の中心組織であり求心体である民団の組織基盤を強化し、多様な同胞の糾合、次世代育成、地方参政権獲得などの課題に、総力をあげて取り組むことを内外に表明した。
中央大会には、中央委員・代議員在籍者524人中、481人が出席した。
3機関長あいさつで黄迎満議長は「今大会は21世紀の在日同胞社会を牽引するリーダーを選出する重要な大会」と強調、鄭進団長は「誕生する新執行部をしっかり応援してほしい」、金昌植監察委員長は「大会が本団のさらなる発展の契機となるよう願う」と、それぞれ呼びかけた。
申珏秀駐日大使は祝辞(ソウルでの在外公館長会議に参加中のため李京秀駐日政務公使が代読)で「民団は日本内全同胞の求心点であり精神的支柱である。大会が民団の未来に向けた大きな跳躍の契機になるよう願っている」と表明した。
顧問団を代表してあいさつした金宰淑常任顧問は「より豊かな在日同胞社会の構築へ、本団の責務はいつもにまして重要」と激励した。
第66回定期中央委員会の結果報告に続き、第7次宣言案・新綱領案を審議し承認した。
3機関任員・特別委員長の総辞職、選挙管理委員会(委員長・丁海龍常任顧問)の報告を終え、新3機関長の改選が行われた。
その結果、団長選挙では呉公太候補が381票(得票率73%)を獲得、141票の金昌植候補(前中央監察委員長)に大差をつけて、第48代中央団長に当選した。
議長選挙では、金漢翊候補が367票で当選。王清一候補(前京都本部団長)は152票にとどまった。
また監察委員長選挙では、韓在銀候補が325票で当選。孫京翼候補(前中央監察委員)は193票だった。
中央選挙管理委員会の丁海龍委員長から新3機関長に当選証書が手渡された。
3機関長選挙の勝者と敗者は、ノーサイドの精神で互いに健闘をたたえ握手し、同胞社会の発展のために、民団の組織の活性化へ引き続き手を取り合っていくことを、改めて確認した。
副団長、副議長、監察委員は、この日は任命されず、それぞれ新団長、新議長、新監察委員長に一任された。また 直選中央委員選出および顧問推戴は新任3機関長に、中央執行委員認准は新任団長に、それぞれ一任することで了承された。実務の要となる事務総長についても新団長に一任された。
新3機関長あいさつで呉団長は、「私の行動指針は『できない理由をさがさない』。公約は必ず実行する」と覚悟を表明、同時に「皆さんには私を選んだ責任がある。必ず協力してほしい」と呼びかけた。
金議長は「公約は守る。王清一候補の公約も参考にする。3年間粉骨砕身がんばる」と表明。韓監察委員長も「監察機関の本分に基づき、規約に則り公明正大な姿勢で臨む」と決意を述べた。
大会は辛容祥常任顧問の万歳三唱で締めくくった。
第52期民団中央3機関長選挙結果(2012.2.23) | |||||
役職 | 候補者 | ①代議員 | ②選挙人 | ③選挙人2 | 合 計 (①+③) |
団 長 | 呉公太 | 351 | 298 | 30 | 381 |
金昌植 | 128 | 134 | 13 | 141 | |
無 効 | 2 | 1 | 0 | 2 | |
議 長 | 金漢翊 | 339 | 277 | 28 | 367 |
王清一 | 137 | 153 | 15 | 152 | |
無効 | 4 | 3 | 0 | 4 | |
監察委員長 | 韓在銀 | 297 | 280 | 28 | 325 |
孫京翼 | 178 | 150 | 15 | 193 | |
無効 | 3 | 3 | 0 | 3 | |
民団中央選挙管理委員会確定 (選挙人は10票で代議員1票分) |
(2012.2.29 民団新聞)