国連安全保障理事会は16日、北韓の「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射を過去の安保理決議に対する「重大な違反」とし、強く非難する議長声明を中国を含め全会一致で採択した。
声明は、たとえ人工衛星だったとしても、弾道ミサイル技術を使う全ての発射を北韓に対して禁じた安保理決議1718(2006年)と1874(09年)の双方への重大な違反だと指摘し、「強く非難する」と強調している。
さらに北韓が弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射も進めないこと、弾道ミサイルに関連するすべての活動を停止し安保理決議を順守することなどを要求した。
声明は北韓に対し、すべての核兵器と核開発計画を放棄し、関連活動を即時停止するなど、安保理決議に明示された義務を即時、完全に順守するよう要求した。
(2012.4.25 民団新聞)