掲載日 : [2003-09-25] 照会数 : 3585
本国台風義援金 民団各地で募金活動(03.9.24)
[ 誠金を募金箱に入れる民団中央本部3機関長と許民団東京本部団長、金婦人会中央本部会長 ]
民団 在日同胞の思い伝えたい
民団は、慶尚南道、慶尚北道、釜山、江原道、全羅南道地域など韓国南部から中部で大きな爪痕を残した大型台風14号(メミ)の被災者を全団をあげて支援しようと、16日に「本国台風災害義捐金在日同胞募金運動」をスタートさせた。19日には東京・南麻布の韓国中央会館にも災害募金箱を設置し、会館内に勤務する役職員らが義援金を出し合った。
韓国中央会館の1階ロビーに設けられた募金箱前に民団中央本部の金宰淑団長、姜永祐議長、金廣昇監察委員長や民団東京本部の許孟道団長、婦人会中央本部の金定子会長、黄正一総領事をはじめ関係者が多数集まり、災害犠牲者の冥福を祈り黙祷した。
金中央団長は「私たちは日本にいるが、いつも祖国と苦楽を共にしてきた。昨年の本国台風災害の時にも支援活動を行ったが、在日同胞の思いを伝えるために今回募金運動を開始することにした」と表明、あらためて協力を呼びかけた。
許東京本部団長も「今回の台風被害は大変大きく、私たちの心も痛い。在日の経済状況は依然厳しいが、心を一つにして、可能な限り協力しよう」と強調した。
韓国の中央災害対策本部によると、今回の台風被害は死者116人、行方不明13人、被災者1万1000人で(19日現在)、最終的な物的被害額は5兆6000億ヲンを超え史上最大規模になる見通しだ。
民団では各地方本部をはじめ支部会館、民族金融機関などに義援金募金箱を設置して、在日同胞に協力を呼びかけている。募金は、今月30日まで行われる。
(2003.9.24 民団新聞)