掲載日 : [2003-11-04] 照会数 : 10094
コリアンサッカー大会 「レアルコリア」が優勝
[ 熱戦が繰り広げられた第6回コリアンサッカーフェスティバル(写真は民団系チーム「ムグンファ」と総連系チーム「ムジゲ」による試合 ] [ 優勝トロフィーを高々と手に喜びの「レアルコリア」の代表 ]
12チームが熱戦 コリアンサッカー大会
民団系や総連系とニューカマーなど年々参加チーム増加
第6回コリアン・サッカー・フェスティバル(体育会関東会長杯)が11月3日、東京北区の西が丘競技場・補助グランドで開かれた。
大会には、在日サッカー協会OB、民団支部、青年会をはじめ、留学生や駐日企業と総連系同胞など12チーム、250人の同胞が参加し、サッカーを通じて同胞交流を広げた。
8人制でハーフグランドを使った大会は、4ブロックに分かれて予選リーグを行い、各組の勝ち点に沿って順位決定戦と決勝トーナメントを行った。
各試合とも熱戦が繰り広げられ闘志あふれるプレーが続出。決勝は朝鮮高校OBらで構成する総連系チームの「ムジゲ」と「レアルコリア」とで対戦。接戦が続く中、終盤に2得点を決めたレアルコリアが優勝を飾った。
3回目の参加で初優勝を飾った「レアルコリア」は朝鮮高校出身者と日本の学校出身の在日2・3世のサッカー愛好者で3年前に構成されたチーム。熱狂的な韓国代表チームのファンたちばかりでユニホームも韓国代表と同じだ。代表の金庚徳さんは「何かを目標に心をひとつにして快い汗をかくことが出来た。同胞どうしのチームで競い合う大会で優勝できてうれしい」と優勝の喜びを話していた。
サッカーを通じて在日同胞の輪を広げようと、在日大韓体育会関東本部(鄭利光会長)が主催、在日本大韓蹴球協会が主管したもので今年で6回目。当初は首都圏の民団本部・支部チームを中心に参加チームを募ったが、その後、留学生や駐日企業、ニューカマー、朝鮮高校OBチームにも声をかけ「サッカーを通じた同胞和合の場」として定着した。年々参加希望チームが増加し主催側では「このようなサッカーを通じた交流の場をもっと広げていき、いずれは大サッカー大会を開催したい」と話していた。