掲載日 : [2003-11-26] 照会数 : 3668
笑顔の集い定着 ふれあいの郷ムグンファ1周年(03.11.26)
[ 1周年を祝う支部関係者ら ]
民団八尾の街かどデイハウス…「周囲の協力あってこそ」の成功
【大阪】民団大阪・八尾支部(任龍鶴支団長)が運営する街かどデイハウス「ふれあいの郷・ムグンファ」(金熙玉代表兼同支部組織課長)が1年を迎えた。
昨年11月11日にスタートした「ムグンファ」は、在日同胞に限らず日本人のお年寄りにも開放するなど、地域のあたたかい憩いの場として定着していると。毎月曜から金曜までの週5日(午前10時〜午後4時、1回500円)。常時10人から15人のお年寄りたちが集まっては昔話に花を咲かせ、笑い声がたえない。
「ハルモニたちの喜ぶ顔が何よりうれしい」と、地域に住むオモニたちが料理を担当し、ハルモニたちの好みと栄養のバランスを考えながら韓国料理と日本料理をおりまぜたメニューを提供している。
11日に開かれた1周年記念パーティーでは12人のハルモニたちが訪れ、チャプチェやチヂミ、キムチなどの食事のほか、11月生まれのハルモニたちの誕生日を兼ねたイチゴのケーキが色鮮やかにテーブルを飾った。任支団長は「みんなの協力があってこそ1年を迎えることができた。今日もゆっくりとくつろいでください」とにこやかに乾杯した。
現在同支部管内の65歳以上の団員は604人を数える。最高齢者は朴慶先ハルモニの85歳。当日はあいにく足元が悪く参加しなかったものの、いつも元気よく訪れるという。朴ハルモニに継ぐ82歳の金梅紅ハルモニはほとんど毎日のように参加し、「カラオケや踊りなどを楽しむことが若さの秘訣」と笑った。
2級ヘルパーの資格をもつ金組織課長は「お年寄りたちに喜んでもらいながら、支部組織の活性化にもつながる」とし、少しでもハルモニたちがリラックスできるよう、アンマ器の購入や韓国テレビ放送を取り入れるなど、これからもより良い環境を提供していきたいとしている。
(2003.11.26 民団新聞)