掲載日 : [2003-11-30] 照会数 : 6480
<世界ユースサッカー>韓国、ドイツに快勝し好発進
[ 70分にエース李鍾(中央)が追加点決める ]
[ 51分、先制ゴールを決めた李ホジン ]
世界ユースサッカー
韓国ドイツに快勝し好発進
2-0 カウンターチャンス確実に生かす
サッカーの世界ユース選手権(20歳以下)は29日(日本時間30日)、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダのアルナヤーンスタジアムでF組の2試合が行われ、アジア王者の韓国は強豪ドイツに2―0と快勝、初戦を白星で飾った。目標とする決勝トーナメント進出に向け、幸先のいいスタートとなった。もう1試合は米国が3−1でパラグアイを下した。
朴成華監督が率いる韓国代表は両ウィングの李ホジンと李鍾がチャンスを確実に決め勝利を呼んだ。
韓国はF組最強と評価の高いドイツに快勝し、昨年のワールドカップ準決勝でドイツ負けたA代表の雪辱を「弟分」が果たすとともに、83年メキシコ大会「ベスト4神話」再現へ向け好発進した。
前半は守備、後半はカウンター攻撃をねらった朴成華監督の戦術光った。
韓国は前半強いプレスで相手の攻撃を徹底的にかわした後、クロスを上げてツートップ金東と鄭助国のカウンター攻撃を展開した。
キックオフとともにドイツは主砲ルードヴィヒがペナルティエリア中央から、右側ゴールポストをかすめる強力なシュートを放ち、試合の主導権を握った。
しかし韓国のフォーバックラインがMF陣と効率よく動いてドイツの側面攻撃を防ぎ、前半を無失点で終えた。
左フルバックの金ジュソンが前半26分、負傷退場し守備不安が心配されたが、交代投入された金チウがその代役を立派に果たし鉄壁守備を誇示した。
後半に入り韓国は攻勢を仕掛け、2度訪れたカウンターのチャンスを確実に生かした。51分に李ホジンが先制ゴールを決め、70分にエース李鍾が追加点決めた。
韓国の第2戦は12月3日(日本時間)、パラグアイと対戦する。
(2003.11.30)