掲載日 : [2003-12-03] 照会数 : 5872
朝鮮朝当時の茶道を再現 東京で国際大会(03.12.03)
[ 奉茶者(左)からもてなしを受ける客 ]
朝鮮朝初期の珍しい茶道「桂会閨秀茶禮」が11月29日、都内のホテルで開かれた第7回国際茶道連合大会の席で公開された。
これは才芸に優れた女性たち(閨秀)が、お茶を楽しみながら詩情を分かち合うもの。韓国から訪日した社団法人韓国茶道協会(鄭相九会長)のメンバー5人が約1時間近い時間をかけて風流な韓国茶文化の世界を忠実に再現した。
客を迎える主人は香を焚き、花を生ける。奉茶者のもてなしを受けた2人の客は、優雅に茶をたしなむと、それぞれがたっぷり墨を含ませた筆をとって煎茶詩を詠み、ランの花を描く。さらにカヤグムの旋律に合わせて即興舞も披露した。
国際茶道連合大会は韓国、台湾、日本の茶道人の親善交流のため80年代に韓国で開かれたのが始まり。以後、各国・地域の持ち周りで開かれている。今回の東京大会は煎茶道・文人華道清泉幽茗流(古川純香家元)が創立30周年を記念して開いたもの。
韓国のほか台湾の「四序茶会」、日本の「表演一客・一煎」の実演があり、関係者450人が鑑賞した。
(2003.12.03 民団新聞)