掲載日 : [2003-12-10] 照会数 : 5024
オリニクリスマス 昨年上回る19地方23カ所で(03.12.10)
多彩な企画準備
地域の在日同胞オリニの交流をはぐくもうと、今年もオリニを対象にしたクリスマス会が各地で開かれる。今年は昨年を上回る19地方23カ所で計画されており、すでに6地区で開催されている。
オリニをクリスマス会は今年も12月の初旬からスタートし、東京・足立、山梨、埼玉、北海道、岩手、福岡の6地方で6、7日の土曜日曜日を利用して開かれた。
昨年より開催場所も増え、着実に広がりを見せている。昨年は18地方22カ所で開催され、小中高のオリニ680人、保護者418人の1000人を越す同胞が参加した。
各地方によって様々な企画が盛り込まれ、オリニたちを楽しませている。自分たちで生クリームを塗り、イチゴやチョコレートで飾り付けるケーキ作りやゲームなどが人気だ。たいていが文房具やオモチャなどのプレゼントがもれなくもらえるなど、オリニが喜ぶ手法をこらしている。
オリニを対象にした企画に各地方が力を入れているのは、幼少期から韓国人としての自覚を持ってもらいたいという願いから。日常的には学校が休みになる土曜日を利用した土曜学校が開設されている地域が多い。また、各地域に居住するオリニの交流を目指し、夏休みを利用して、海や山で実施している臨海・林間学校も30年以上続けて開催している地域もある。
一方、全国規模で見れば、今年はサーズ(SARS、重症急性呼吸器症候群)のために中止になったが、一昨年からオリニ・ソウルジャンボリーが開催されている。
これらオリニの集いが継続して着実に開催されている中で、オリニとして参加した同胞が、現在では後輩を指導する立場になるなど、同胞社会の人材として育っていることが、オリニの企画を続けてきた成果と言える。
オリニのクリスマスも、主催する民団や青年会などでは、一人でも多くのオリニと父母の参加を呼びかけている。
(2003.12.10 民団新聞)