掲載日 : [2003-12-24] 照会数 : 6470
各地で「真心」贈る 不遇同胞や福祉施設慰問(03.12.24)
[ 愛神愛隣舎のオリニたちを励ます金中央団長(前列右から2人目) ]
温かく年越して…歳末助け合い運動スタート
年の瀬を迎えて各地の民団は、病気療養など恵まれない状況で年を越す同胞に少しでも温かく年を越してもらおうと、食料品や電気毛布などの慰問品を手渡す歳末助け合い活動を繰り広げている。
【兵庫】民団中央本部の金宰淑団長はじめ金基周副団長らは16日、故郷の家・神戸(尹基理事長)を訪れ、民団兵庫本部の白永熙団長も同行し、館内を視察しながらハルモニたちを見舞ったあと、金一封を手渡した。児童養護施設・愛神愛隣舎(金培錫理事長)では、金理事長と懇談したあと金一封を手渡し、労をねぎらった。また元気な子どもたちの姿に目を細めていた。これに先立ち、民団大阪本部の金昌植団長とともに大阪・堺市にある「故郷の家」と「セットンの家」も激励に訪れた。
中央本部からは、群馬・栗生楽泉園、岡山・長島愛生園韓国人槿友会、邑久光明園韓国人互助会、熊本・菊池恵楓園の4つのハンセン病療養所、永生苑(名古屋、豊橋)、故郷の家(堺、神戸)、セットンの家の特別擁護老人ホーム、孤児院・愛神愛隣舎などに慰問金を贈った。また支部会館を利用して高齢者福祉事業に取り組んでいる7支部にも支援金を伝達した。
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77人を慰問金一封伝達
【愛知】民団愛知県本部(崔東佑団長)では、本部、支部役員が協力して、県下の恵まれない同胞77人を訪問、金一封とコメを手渡す活動を続けている。
また、22日には崔団長、柳洲烈駐名古屋総領事らが名古屋駅前にある特別養護老人ホーム「永生苑」を訪問。李鍾善理事長に民団の中央本部、愛知県本部、総領事館からの年末義援金を手渡した。
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北海道でも巡回活動
【北海道】民団北海道本部(朴平造団長)でも2日から4日にかけて、直轄地域を中心に恒例の巡回慰問活動を行った。
期間中、朴団長はじめ玉基性事務局長、薛鎭鐵直轄部長、安政吉民生部長、徐貴女婦人会長、婦人会などのメンバーが手分けして、30件の同胞宅を訪問した。民団や婦人会からコメやミカン、トック、また入院者にはお見舞金とタオルケットを手渡した。また、駐札幌総領事官からも電気毛布5枚が手渡された。
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趙大使も高齢同胞慰問
民団東京本部と韓国大使館による歳末高齢者慰問活動が、10日に板橋支部および江戸川支部の各支部会館で行われた。
板橋支部(崔聖植支団長)での伝達式では、多忙な中かけつけた韓国大使館の趙世衡大使が、最高齢の高仁児さん(94)ら5人に慰労の言葉をかけながら慰問品の電気毛布を手渡した。民団東京本部の許孟道団長も本部からの慰問品としてラジカセを伝達した。
慰問品の伝達式終了後、韓国のモチを食べながら懇談した。趙大使と許団長は、高齢者の一人ひとりに日常の生活で不便なことはないかと言葉をかけた。黄正一総領事と朱範植東京本部副団長も同席し、お年寄りを励ました。
江戸川支部(秦善洋支団長)での伝達式では、黄総領事と許団長が高齢者5人に慰問品を伝達するとともに、慰労の言葉をかけた。
今回の慰問活動では、在日韓国新聞協会(姜昌萬会長)から10万円の慰問金が寄託され許孟道団長から板橋支部、江戸川支部にそれぞれ5万円ずつ手渡された。
(2003.12.24 民団新聞)