掲載日 : [2004-01-21] 照会数 : 3540
「友情の鐘」を設置 日韓交流公園内に(04.1.21)
黄民団鳥取常任顧問寄贈
【鳥取】江戸時代に嵐で難破し、鳥取県赤碕沖に漂着した韓国商船の乗組員を救助・保護し、無事に帰国させた史実を記念して昨年8月、同所に完成した「日韓友好交流公園『風の丘』」に、韓国の梵鐘「友情の鐘」が新たに設置された。
梵鐘は高さ158㌢、直径85㌢、重さ950㌔で、人間文化財の元光植・聖鐘社代表が蜜蝋を使った韓国の伝統工法で鋳造した。公園開設に奔走した民団鳥取県本部の黄栄奎常任顧問(前団長)が寄贈し、公園内の「成鐘閣」に設置された。
昨年末の22日に行われた除幕式には、黄顧問はじめ民団鳥取県本部の薛幸夫団長、平井伸治副知事、田中満雄赤碕町長ら関係者40余人が参列、打ち初めで韓日友好のさらなる深化を祈念した。黄常任顧問は「韓日の友好と東北アジアの平和を祈ります」と述べた。
大晦日の31日には、友情の鐘を突く「年越しの集い」も開かれ、韓国からの鐘を突こうと初もうで客らでにぎわった。
(2004.1.21 民団新聞)