掲載日 : [2004-02-18] 照会数 : 3855
崇高な精神継承へ 「2・8宣言」85周年記念式典(04.2.18)
「3・1独立運動」(1919年)の起爆剤となった、日本帝国の心臓部、東京での「2・8独立運動」(留学生らによる独立宣言宣布)85周年の8日、東京・南麻布の韓国中央会館で青年会中央本部と学生会中央本部主催による「『2・8独立宣言』第85周年中央記念式典」が開かれ、約200人が参加、先達の崇高な精神の継承を誓った。
開会辞で壽隆・青年会中央会長は「2・8」参加青年たちの「組織性」「社会性」「進取性」に学ぶと共に、後世へ正しい歴史を語り継ぐ重要性を強調した。
民団中央本部の金宰淑団長は、祝辞で「『2・8』の独立志士たちの進取的な行動力に学び、また民族の自主独立の精神を糧にして、この激動の時代のなかで在日同胞の力強い牽引力となることを期待してやまない」と青年・学生らを激励。「在日同胞が抱える難題を克服し明るい21世紀の共生社会の実現のために共に邁進していこう」と促した。
来賓の黄正一・駐日韓国大使館総領事も、困難な時代に発揮された先人の自己を犠牲にした崇高な精神を想起し、繁栄と団結した在日同胞社会の発展への尽力を呼びかけた。
(2004.2.18 民団新聞)