掲載日 : [2004-02-25] 照会数 : 3120
今日から北京で 第2回6者会談(04.2.25)
「高濃縮ウラン」など焦点に
【ソウル】北韓の核問題をめぐる第2回6者会談が、今日25日から中国・北京で始まる。昨年8月の第1回以来半年ぶりで、会期は原則3日間。必要なら延長もありうるという。
今回の会談では、北韓がいったんその存在を認めながらその後否定している高濃縮ウラン(HEU)生産計画の扱いなどが焦点になると見られている。
最近、パキスタンから北韓へのウラン濃縮技術の流出が明るみに出たものの、北韓側は依然として計画の存在を否定してきた。
韓米日3国は23日、外交通商部で非公式の局長級協議を開き、第2回6者会談に臨む基本方針について最終調整した。協議には、韓米日それぞれの首席代表を務める李秀赫外交通商次官補、米国のケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)、日本の薮中三十二外務省アジア大洋州局長が出席した。
3国は、ウラン濃縮型の核開発計画を含む「完全で検証可能、かつ逆行不可能な核開発計画の放棄」を北韓に改めて求める方針を確認。北韓がそれに応じる場合、文書による「安全の保証」を示す用意があることなど、韓米日の基本方針を再確認したと見られる。
李次官補は23日の3国局長級協議後の記者会見で「第2回6者会談で対北安全保証3段階方案を提示したい」と明らかにした。3段階方案の具体的内容については言及しなかった。
第2回会談で期待するものはなにかとの質問に、李次官補は「北韓の核廃棄用意表明、共同宣言の採択とワーキンググループ(作業部会)設置、第3回会談日時の確定」などをあげた。
(2004.2.25 民団新聞)