掲載日 : [2004-03-09] 照会数 : 7191
<大統領杯サッカー>在日蹴球団が悲願の初勝利(04.3.9)
[ 悲願の初勝利をあげ、大喜びの在日大韓蹴球団 ]
[ 元昌勝の先制ゴール ]
[ 後半、相手のPKを守護神・金大が止めた ]
[ 勝利を決定づける3点目をたたき込んだ元昌勝 ]
<大統領杯サッカー>
在日蹴球団が悲願の初勝利
3-2で培材大破り、決勝T進出へ
【慶南南海】第52回大統領杯サッカー5日目の9日、慶尚南道南海スポーツパークで在日大韓蹴球団の第2戦、培材大学との試合が行われ、在日大韓蹴球団が3−2(前半2−0)で悲願の初勝利を成し遂げた。在日大韓蹴球団の7組は3チームとも1勝1敗で勝ち点3で並んだが、得失点差でが2位となり、11日から始まる決勝トーナメント進出(ベスト32)を決めた。
全北大との初戦を黒星で落とした在日大韓蹴球団は勝ち以外に決勝T進出が閉ざされるだけに、この日は序盤から速攻。
早い展開で前半15分、元昌勝が先制ゴールを決めると、その3分後、今度は金成洙が追加点を決め、前半を2−0で折り返した。
後半、立ち上がりの5分に、相手の長いクロスからの攻撃で失点したが、その4分後に、またも元昌勝がこの日2ゴール目を決め、再び2点差に突き放した。
初勝利を意識し始めたのか、この後、在日大韓蹴球団は相手の猛攻にリズムが崩れ、一時防戦が続いた。
あせりがでたのか、相手にPKを与えたが、ゴールキーパー金大がこれを止め、ムードを変えた。
結局、終了前に1点を許したが、3−2で逃げ切り、悲願の初勝利を成し遂げた。
在日大韓蹴球団は11日に10組1位の崇実大と戦う。
やっとつかんだ悲願の初勝利の瞬間、ベンチは抱き合って大喜び。
<山本監督と宋団長>長かった初勝利、みんなに感謝したい
4度目の出場にして初勝利と決勝トーナメントをつかんだ在日大韓蹴球団の山本裕司監督は「首を長くして待った悲願の勝利だけに、これまで応援してくれた皆さんと選手たちに感謝したい」と、涙ぐんでいた。
また、宋一烈団長も「長かった初勝利。この1勝が在日同胞サッカーの歴史を変えるだろう」と感動。
(2004.3.9)