掲載日 : [2004-03-31] 照会数 : 7385
民団会館活用した韓国語講座 今年も各地で(04.3.31)
[ 会館を利用した民団岡山での韓国語講座 ]
広く地域社会に開放
韓日交流…相互理解深める場にも
地方本部・支部などの民団会館を活用し地域に開放した韓国語講座が継続増加している。年齢・国籍を問わず、昨年は160余カ所、6000人が受講したが、昨年来の韓国テレビドラマ「冬のソナタ」人気で日本人の間でも韓国語の学習熱が高まる中、今年はさらに受講生が増えるものとみられている。日本人も共に学んでおり、相互理解と多文化共生の広場の拡大が期待されている。
民団会館を活用した韓国語講座は参加者や各地域の特性に合わせて、入門、初級、中級、上級、高級などに分けて開かれ、初めての人から専門的な知識が必要な人まで受講できる。韓国語はもちろん伝統文化、風習の紹介などを盛り込み、韓国映画鑑賞、韓国歌謡カラオケなどを取り入れ、時には韓国料理講座やパーティを開催しているところも。
オリニ講座、青年会講座、婦人会講座などを別に設けているところもある。オリニ講座では、主に日本の公・私立学校に通う同胞児童が、民族文化や韓国語に親しみ、同胞同士触れ合ったりする機会を提供している。
講師も、支団長、事務部長、文教課長、韓国教育院長、韓国教育院先生、本国からの留学生など多彩。受講料は、受講者全員有料から、団員無料・一般有料、韓国籍無料・日本人有料、大学生半額・高校生以下無料、テキスト代・教材費だけ実費などさまざまである。地方によっては、年1回の格安韓国研修旅行や、受講生の親睦行事として花見やサマーキャンプ、運動会などを行い、韓日交流を楽しみ深めている。
同胞が最も多く住む大阪の場合、生野南、生野東、生野西、東成、八尾、平野東住吉、北河内、大東、吹田、豊能、東淀川、西成、泉大津などの各支部で、初心者から上級者までに対応して実施している。東京では、足立、江戸川、品川、渋谷、世田谷、太田、葛飾、北、豊島、新宿、目黒支部などで実施され、東京本部が別途に韓国語講座(コリアンアカデミー)を主催している。
(2004.3.31 民団新聞)