掲載日 : [2004-04-14] 照会数 : 6105
オリニ・ソウルジャンボリー 2年ぶり8月8日開幕(04.4.14)
[ オリニたちに大きな感動を与えたオリニ・ソウルジャンボリー(02年) ]
4泊5日オリンピック・パークテルで
民族の自覚育む契機
在日同胞オリニの民族的な自覚と同世代の友情をはぐくむ「オリニ・ソウルジャンボリー」が2年ぶりに開催される。今年は、ソウル市松坡区にあるオリンピック・パークテルを宿舎に8月8日から12日にかけて4泊5日の日程で実施される。2年ぶりの開催となるだけに、主催側でもより充実した企画で対応する計画だ。
ソウル・オリニジャンボリーは、全国に散在するオリニが一堂に会し、母国の文化や風土に触れながら同世代のオリニとの交流を図ろうと01年に初めて開催された。オリニたちの民族的な自覚をはぐくんだばかりでなく、保護者や運営に当たる同胞青年を含めて、民族的に生きるすばらしさを改めて知らしめるなど大きな成果を残した。
昨年夏には3回目の開催が予定されていたが、SARS(重症急性呼吸器症候群)がアジアで猛威をふるったため、オリニらの安全のためにやむなく中止された経緯がある。
今年のジャンボリーは、全国の小学校4年生から6年生までのオリニ400人、保護者100人と運営の青年らあわせて600人規模を計画している。また、日程を8月上旬にしたことで、夏休み期間が関東以西より早く終わる東北・北海道のオリニにも参加の道を開いた。
基本的な企画はこれまで2回のジャンボリーとほぼ同じだが、今月半ばに構成されるジャンボリー企画委員会で詳細をつめる。基本的にはソウルの今を肌で感じる市内オリエンテーリング本国のオリニとの交流をはぐくむ学校訪問保護者のネットワークづくりを目指すフォーラム家族で楽しむソウルの1日(今年はロッテワールド)―などとなっている。また今年は、これまで2回の開催を受けて、地方から要望の声が高かった地方別企画も検討課題にあがっている。
過去2回の開催が、オリニや保護者だけでなく地方の民団からも大きな評価を受けたことから、今年のジャンボリーも全国の同胞から注目をあびると見られている。
(2004.4.14 民団新聞)