掲載日 : [2004-04-30] 照会数 : 4462
民団も救援募金 北韓・龍川列車爆発事故(04.4.28)
韓国大使館に第1次分500万円を伝達
対中国国境に近い北韓北西部の平安北道・龍川駅で22日に起きた列車爆発事故をめぐり、韓国では政府はもちろん民間団体、マスコミ、政党なども一斉に支援に動き出しているが、民団中央本部の金宰淑団長は26日、談話「龍川駅惨事にあたって」を発表、一日も早い復旧を願い、全在日同胞に「災害義捐金募金」を呼びかけた。
金団長は同日、東京・南麻布の駐日韓国大使館を訪ね、羅鍾一大使に民団の第1次分義捐金として500万円を伝達した。
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金・民団中央団長談話全文
今月22日、韓半島北部の龍川駅で大規模な列車爆発事故が発生しました。国際赤十字社の発表によれば、死亡者161人、負傷者1300人、被災者8000余人で、死亡者の半数が龍川小学校の児童とのことで、驚きと同時に同じ同胞として悲しみを禁じ得ません。
今回の事故がこれまでの韓半島で起きた事故としては大規模なものであり、現場は廃虚に等しい惨状にあるといいます。 私たち在日韓国人は、事故で犠牲となった方々はもちろん、その遺家族に対しまして、心より哀悼の意を表します。そして、一刻も早い負傷者の治療をはじめ、被災者の救護、被害地の復旧を心から願ってやみません。
私たち在日韓国人は、この度の深刻な惨事を座視できず、被災者の苦痛を少しでも分かち合い、また、多少なりとも復旧の手助けをしたく、人道的、そして同胞愛の立場から、災害義捐金募金を呼びかける所存です。
一日も早い復旧を願い、全在日同胞が積極的に参与されることを望みます。
(2004.4.28 民団新聞)