掲載日 : [2004-05-26] 照会数 : 5438
朴賛郁監督の「オールド・ボーイ」 カンヌでグランプリ(04.5.26)
[ 受賞を喜ぶ朴監督(左)と主演の崔岷植 ]
フランス・カンヌで開催された第57回カンヌ国際映画祭で22日、朴賛郁(パク・チャヌク)監督の「オールド・ボーイ」がグランプリ(審査員特別大賞)を受賞した。
グランプリは最優秀作品賞にあたるパルムドールに次ぐ第2位の賞で、これまで韓国映画が世界3大映画祭で受賞した賞の中では最高位の賞。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で韓国映画が賞を受けたのは02年に監督賞を受賞した「酔画仙」(林権沢監督)に続いて2回目。
「共同警備区域/JSA」「復讐は我がもの」の朴賛郁監督が同映画祭に作品を出品するのは今回が初めてで、初出品でグランプリ受賞という快挙も成し遂げた。また、審査委員長のタランティーノ監督は、同作品が「華氏911」と最後までパルムドールを争ったことを明らかにした。
朴監督は、女性が主人公の復讐劇の時期作品「親切なクムジャさん」(仮題)の制作を控えており、〞復讐3部作〟を完成させる考えだ。
「オールドボーイ」は日本の同名漫画の映画化作品で、私設の監獄に15年間も監禁されていた男の復讐がテーマの作品。同作品は昨年に韓国内で公開され、330万人の観客を動員するヒット作となった。
(2004.5.26 民団新聞)