掲載日 : [2004-05-26] 照会数 : 3952
家族ぐるみ参加へ 「夏季母国訪問団」募集開始(04.5.26)
民団による、朝鮮総連傘下同胞を対象とした「夏季母国訪問団」(100人規模。7月23日から25日まで2泊3日)の参加者募集が開始された。締め切りは7月12日。
南北分断と「6・25韓国戦争」に伴う南北対立激化によりこれまで果せなかった「韓国の肉親・親族との再会と墓参りを」と、人道的立場から75年9月以来実施されている「母国訪問団事業」(当初は「省墓団」)には、これまで1世のハラボジ、ハルモニから4世のオリニまで約5万人の総連系同胞が参加、母国を訪問している。
今回の「夏季母国訪問団」は、家族ぐるみで参加しやすいように「夏休み」の日程にあわせ、しかも、金曜日出発でソウルを中心に組んでいるのが特徴。ソウル・ワールドカップ競技場、景福宮見学(第1日)、水原民俗村見学、漢江遊覧船観光、「NANTA(ナンタ)公演」観覧(2日目)、ソウル南山タワー、南大門市場見学などの後、ソウル駅前広場で解散(最終日)。宿所は明洞所在のソウル・ロイヤルホテル。
公式日程後の行動は自由で、故郷を訪問したり、ソウルをもっと楽しんだり、各地観光などが可能だ。今年4月には京釜および湖南高速鉄道(新幹線)が開通しており、全国が名実ともに半日生活圏となっている。
なお、参加費用は日本出発空港(成田、新潟、仙台、札幌、名古屋、関西、広島、岡山、福岡)によって異なるが、6万5千円から10万円前後(航空費込み)に。詳細は、最寄りの民団地方本部・支部、または民団中央本部(03―3454―4617)に問い合わせを。
(2004.5.26 民団新聞)