掲載日 : [2004-05-26] 照会数 : 5086
30日に韓日共生イベント 民団中央本部が開催(04.5.26)
[ グループSANTA ]
人権・平和・福祉・教育テーマに
トークや公演多彩に…「教科書問題の現状」も
韓日共生を目的にしたイベントが30日、民団中央本部会館8F大ホールで開かれる。中央本部宣伝局が毎月、日本の記者を主な対象に開催している「記者懇談会」の100回目を記念したもの。
1部は人権、平和、福祉、教育をテーマにしたトークで、朝日新聞の本田雅和、共同通信の橋田欣典両記者が「在日の人権と報道」「最近の北朝鮮事情」を語る。日本を代表するルポライターの鎌田慧さんは、最近の「日本社会の保守化傾向」を、子どもと教科書全国ネット21の石山久男さんが、「教科書問題の現状を報告する。
そのほか、1世のハルモニの生活を描いたドキュメンタリー映画「花ハンメ」のダイジェスト版を上映し、金聖雄監督が作品を解説する。ビデオレターでは、タレントの三宅裕司、小倉久寛さんが、韓国でベストセラーを記録している絵本『こいぬのうんち』に触発されて作ったCDへの思いを語る。
2部はコンサート。東京音楽大学在学中の崔誠一、成暎里さんによるバイオリンとピアノで幕を開ける。続いて、老人ホームなどで慰問演奏を続けるフルート奏者の高良美さんがソロ演奏を披露する。
クラシック音楽の後は、ベースの辛成学、アルトサックスの呉福実さん2人の在日同胞を含むスカバンド、MOODY☆RUDYが、「アリラン」をはじめ8曲を演奏する。真打ちは、グループ黎明を皮切りに韓日で活躍してきた閔栄治さんが率いるSANTA。サムルノリだけでなく、いろんな音楽を取り入れたサウンドを聴かせてくれる。
開演は14時(開場は13時半)。入場料は高校生以上1500円。問い合わせは民団中央本部・宣伝局(電話03・3454・6375)へ。
(2004.5.26 民団新聞)