掲載日 : [2004-06-30] 照会数 : 5876
戸籍、即日発給が可能に 東京・大阪・福岡で(04.6.30)
[ オンラインの端末を操作する担当者 ]
オンラインが稼動
韓国政府は24日、在日同胞の便宜を図るため、戸籍謄・抄本のオンライン発給サービスを、東京の駐日韓国大使館領事部、駐大阪総領事館、駐福岡総領事館の3カ所で開始した。
外交通商部と戸籍のデータベースを管理している大法院が連携してシステム構築にいたったもので、韓国の在外公館では初めてのこと。
同日、サービス開始を記念して領事部で開かれた開通式には、羅鍾一駐日韓国大使をはじめ、黄正一総領事、民団中央本部の具文浩副団長、東京本部の金君夫副団長や各支部の事務部長らが参席した。
戸籍謄・抄本の取得はこれまで韓国の役場まで直接行くか、駐日公館に代行申請して1カ月ほど待つかしか方法がなく、費用と時間の面で問題があった。
しかし、このサービスによって申請後、当日その場で発給されるようになり、利用者の負担が大幅に軽減した。利用者第1号の20代の女性は「申請してからすぐに発給され、あまりに早くて驚いた」と満足気な様子。また、戸籍担当の権純豪領事は「居住地に関係なく、窓口で申請していただければ、いつでも発給する」と語った。大法院では「まずは大法院の派遣領事がいる3カ所で始めたが、今後、日本地域の全在外公館に拡大していく予定」という。
民団中央本部の李鐘太民生局長は「民団が長年要望してきたことだ。本国の役場と同様に、在外公館で戸籍謄・抄本の発給が一部ではあるが実現されたことは歓迎したい。ただ、3公館だけでなく、全公館での発給をしてこそ、在日同胞の便宜、団員のサービスにつながるので、早急に行ってほしい」と話している。
(2004.6.30 民団新聞)