掲載日 : [2002-11-27] 照会数 : 3253
民団フェスティバル閉幕−「在日」を積極発信(02.11.27)
[ フェスティバル最終日の11月24日、映画上映前の講演に耳を傾ける来場者 ] [ 東京韓学の児童200人も見学 ]
好評裡に終わった民団フェスティバル
2000人来場-定期化へ強い期待
「語り継ごう『在日』を!」をテーマとした「MINDAN FESTIVAL」(写真展「在日の肖像―あの日あの時」、映画祭「日本映画に描かれた在日」)が11月24日好評裡に終了した。民団文化事業の一環として、東京・南麻布の韓国中央会館8階のMINDANホールで20日から5日間開かれた同フェスティバルには、延べ約2000人が来場した。
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「ぜひ来年も」の声高く
来場者には、日本人市民・学生も少なくなかった。福岡、大阪から見に来たという同胞も。フェスティバルについて「今後も継続し、『在日』についていろいろなことを積極的に発信してほしい」と期待を表明する人が多かった。
「1世の人たちが少なくなっていくなかでこのような催しで語り継いでいくことは重要で必要だ」「とても良い企画だ。今後もどんどんこのような催しを」「持続して定期的にしてほしい」「来年もぜひやってほしい。第2回目を楽しみにしている」「よい機会を与えられた。まだまだ知らなければならないことが沢山あることを痛感した」「子どもたちにも伝えたい。多くの若い人たちに見せたい」
「『在日』のみならず、多くの日本人にも興味・関心をもってもらえたことは大きい」「とてもいい機会だった。できるだけ多くの人に関心を持ってもらいたい」「東京だけでなく全国でやってほしい」(会場に準備されたアンケート用紙への書き込みから)
写真展では「自分のルーツについて考えるよいきっかけになった」「さまざまなことを感じ取ることができた」、特に「在日写真館 家族の肖像」については「在日の家族が確実に存在していたという生の証だ」「家族の絆が実感され家族愛が伝わる」「とても温かいものを感じた」「なつかしい」「何かホットする」との感想が寄せられた。
「長期間開催を」「全国で巡回していく行事にしてほしい」「もっと多くの写真と大きなスケールで」「在日だけでなく広く日本人にも広報してほしい」と、期待とあわせて要望もあった。
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東京韓学の児童200人も見学
20日には東京韓国学園(孫性祖理事長、金龍満校長)から初等部4年から6年生までの児童、合わせて200人が教師の引率のもと3班に分かれて写真展の見学に訪れた。民団中央本部では鄭夢周文教局長らが出迎え、各写真について時代背景を説明した。
(2002.11.27 民団新聞)