掲載日 : [2006-01-18] 照会数 : 8197
「ようこそ 神秘の島へ」 今年は「済州訪問の年」
[ 「イベントが目白押し」と強調する金泰煥知事=13日。 ]
今年は「済州訪問の年」。「ようこそ! 神秘の島 済州へ」をスローガンにイベントが目白押しだ。また、7月から済州特別自治道制が実施され、国際自由都市へ向けて飛躍する。新年早々、道知事らが意欲的にPRのため来日、在日同胞らにも協力を求めた。
知事らが日本でPR…在日同胞も後押し
「地域訪問の年」事業は文化観光部が毎年選定し、04年江原道、05年京畿道に次ぐもの。「06年済州訪問の年」の開幕式は10日、済州市内で約3000人の関係者を集めて開催された。
続いて13日には、済州の文化・観光の魅力を紹介する観光説明会が都内のホテルで開かれ、関係者約100人が参加。
済州道の金泰煥知事は「昨年末の韓日航空協定によって、済州と日本の地方都市を結ぶ路線が増便されるのをはじめ、6月からは第3民航の済州エアが就航し、7月からは済州特別自治道がスタートする。済州道はかつてのイメージとは異なり、インセティブ(刺激、報酬の意)の高い地域になった。投資家にとって、最も希望の持てるところだといえる。特に今年は『訪問の年』と道制実施60周年が重なり、イベントが目白押しだ。ぜひ済州道を訪問してほしい」と強調した。
イベントは、3月の菜の花祭りなど地域祝祭をはじめ、現代彫刻シンポジウムや島観光政策フォーラム、レジャーヨット選手権など多種多様な国際的イベントも開催される。
また、北済州郡の猫山峰観光地でペ・ヨンジュン主演で高句麗・広開土大王の一代記を描いた大河ドラマ「太王四神記」の撮影が行われる点も話題を呼びそうだ。終了後は映像団地として利用され、「オールイン」や「チャングムの誓い」とともに〞韓流観光〟が期待される。
7月1日からスタートする済州特別自治道制度は、中央政府の権限が大幅に委譲されることから、国際自由都市を目指し、大きく変貌するものと期待される。
在日本関東済州道民協会の鄭平普会長は「発展にはずみがつくと期待している。今年は済州道民会で協力するのはもちろん、他の在京道民会にも呼びかけてできるだけ多くの同胞、知人らが訪問できる機会をつくりたい」と全面的に支援する姿勢を見せている。
昨年1年間で済州道を訪れた観光客が内外合わせて初めて500万人を突破した。今年の誘致目標は540万人。今月末には福岡、大阪に次いで東京にも済州道観光広報事務所を設置し、日本からの観光客受け入れに備える計画だ。
(2006.1.18 民団新聞)