掲載日 : [2002-12-16] 照会数 : 5982
W杯の感動を再現−在日サッカー協が集い
[ 6月の感動をふたたび…当日はサッカー協会、体育会の在日同胞をはじめ、留学生、朝鮮族同胞らあわせて200余人が一堂に集まり、「4強神話」の感動をともにした ]
在日体育会関東と共催で合同送年会
2002年FIFAワールドカップで「4強神話」を作り上げたあの感動をふたたび…。
在日本大韓蹴球協会(宋一烈会長)と在日本大韓体育会関東本部(鄭利光会長)共催の2002年合同送年会「夢を成し遂げる夕べ」が12月14日、韓国中央会館8階「MINDANホール」で開かれた。在日同胞と留学生、朝鮮族同胞ら合わせて200余人が参加した。
会場となった「民団ホール」はW杯で韓国戦が行われたときに在日同胞らがひとつになって応援した場所。今年最大の出来事のひとつであるW杯韓国ベスト4進出の感動をふたたび在日同胞とともに再現させようと企画された。
当日は、韓国ワールドカップ挑戦史を紹介するスライドショーや予選リーグから3位決定戦まで韓国全7試合のハイライトシーンのビデオ上映をはじめ、留学生らによる「テーハンミング」などの応援コールや抽選会など盛りだくさんの企画で「6月の熱狂」を再現した。
当日は韓国サッカー協会関係者や日本サッカー界からも多数ゲストを招きムードを盛り上げる。
開会あいさつで鄭会長は「W杯の感動を胸に、ひとつになって今後の活動に生かそう」と呼びかけ、宋会長も「今年のW杯を、ただのお祭りに終わらせず、今後もあらゆる同胞がひとつになっていく場をつくろう」と期待を込めた。
来賓あいさつで、民団中央本部の具文浩副団長は「あの感動は今でも忘れない。あのときのように全同胞が力をひとつになれば、在日同胞の諸問題は解決できる」と強調、元日本代表の柱谷哲二氏もかけつけ、「リトバルスキーからベスト4進出がいかに大変なことかを聞かされた。それをやってのけたんだから韓国はすごい」とし、「これからも日韓は良きライバルでありパートナーとして切磋琢磨しあい、世界を驚かせてほしい」と述べた。
当日は記念マフラーも参加者に配布され、「テーハンミング」コールを始め、子どもたちによる応援コンテスト、「オー必勝コリア」「アリラン」などの合唱が行われ、会場は6月の熱狂が再現された。