掲載日 : [2002-12-19] 照会数 : 3089
韓国、新大統領に盧武鉉氏(02.12.19)
[ 当選を決め支持者に手をふってこたえる盧武鉉候補夫妻 ]
若手世代の支持獲得 就任式は来年2月
19日、午前6時から午後6時まで投票が行われた、第16代韓国大統領選挙は、投票締め切りの午後6時から開票の結果、与党新千年民主党の盧武鉉候補(56)が野党ハンナラ党の李会昌候補(67)らを破って当選を決めた。就任式は来年2月25日に執り行われる。
盧候補は72.9%開票の午後10時の段階で48.5%の得票率を記録、47.0%の李会昌候補に1.5%ポイントの差が広がり、当選確実となった。
前回選挙で史上初の与野党間の政権交代を成し遂げた民主党側は、引き続き政権を維持した。盧氏の勝利により、金大中大統領の対北韓、「太陽政策」が継続されることになった。
盧候補は選挙戦で「北韓との対話を続けるため一定の支援も必要」と主張。現金支援の中断などを求める李氏との違いを鮮明にし「戦争か、平和かの選択だ」と呼びかけた。
対日政策について盧氏は、未来志向をうたった98年の共同宣言を基本として両国関係を一層発展させると表明している。
中央選挙管理委員会によると、有権者は3499万1529人。暫定投票率は70.2%で、過去最低となった。