掲載日 : [2003-01-06] 照会数 : 3683
韓国サッカー代表監督にコエリョ氏内定
[ 韓国サッカー代表の次期監督に内定したコエリョ氏 ]
2年契約で今月中にも決定
コロンビア戦で初采配へ
大韓蹴球協会は5日、技術委員会を開き、次期韓国代表監督に元ポルトガル代表監督のウンベルト・コエリョ氏(53)を優先交渉対象にすることを決めた。同氏も受諾の意思を示しているといわれており、協会では、2年契約で年俸など細部を詰めたうえで、今月末までに契約交渉を終えたい考えだ。
コエリョ氏は、3月29日に予定されているコロンビアとの国際Aマッチで公式デビューする。
前セネガル代表監督のブルーノ・メツ氏(49)らも候補に挙がったが、リーダーシップなどでより高い評価を受けたコエリョ氏が全会一致で決まった。コエリョ氏が監督を務めていたころのポルトガル代表は、ヒディンク氏のスピードを生かしたサッカーに近いと、技術委員会はみている。
欧州のサッカー専門家と接触してきたサッカー協会の賈三鉉国際局長は「ヒディンク氏など欧州の監督たちは、コエリョ氏に高い点数を付けていた。人望もあり、どんな文化も受け入れられる人だ」と語った。
コエリョ氏は英語、スペイン語、フランス語もたん能。選手時代、スタープレーヤーとして活躍。監督としては85年から2年間、ポルトガルのプロチームを経た後、97年にはポルトガル代表監督に就任。2000年欧州選手権でイングランドなど強豪を倒し、ポルトガルをベスト4に導いた。その後アフリカのモロッコ代表監督に就任、昨年7月に辞任している。