掲載日 : [2003-01-29] 照会数 : 3739
冬季アジア大会・民団が韓国選手応援団構成(03.1.29)
[ 26日、青森入りした韓国選手空港で太極旗を手に歓迎する民団同胞ら ]
「後援会」構成し、熱い声援 県本部中心に応援態勢
【青森】来月1日に青森で開幕する第5回冬季アジア大会に参加する韓国選手団が続々と青森入りする中、民団は金宰淑中央団長を会長とする在日韓国人後援会を構成、全団的な態勢で韓国選手団を支援している。すでに青森空港から入国する選手団は、民団青森の団員らによる熱烈な歓迎を受けている。
26日には、男女のアイスホッケー選手団を中心に申鉉澤選手団長(大韓バイアスロン連盟会長)ら役員団も空路、青森入りした。
空港には、選手団を歓迎しようと民団青森県本部の李斗浩団長、林成鎬議長、李荘杰監察委員長の3機関長はじめ青森や三沢、八戸、弘前、西北の各支部、婦人会など青森全域から同胞ら80余人が駆け付けた。
「韓国選手団イギョラ」と書かれた横断幕を掲げ、空港の到着ロビーで待ち受けた。婦人会のオモニたちは「少しでもリラックスしてもらえるように」とチマ・チョゴリ姿。到着ゲート横に勢ぞろいし、「オソオセヨ(ようこそ)」と声を揃えて出迎えた。
白いユニホームに身を包んだ選手も到着ゲートを出て、勢ぞろいした青森同胞の歓迎にびっくり。「こんなに出迎えてもらえるなんて」と驚きと喜びをあらわしていた。
在日韓国人後援会は、期間中の応援は地元の青森県本部が全組織を挙げて対応することにしている。選手団を出迎えた後、空港内で各支部担当者とともに期間中の応援態勢を確認しあった。李団長も、「期間中は全力で応援態勢を組み、韓国選手が出場する会場では必ず太極旗がひるがえるように」と役職員ともども改めて身を引き締めていた。
また、北韓の参加申請が遅れたために総連などとの共同応援の手配はかなわなかったが、競技会場では太極旗を振りながら北韓選手にも声援を送ることにした。
◆「全会場で太極旗ふって応援」
李斗浩団長の話 団員が少ない青森で開かれる、初の国際スポーツ大会。青森県の民団組織の全てを挙げて韓国選手団を支援するつもり。選手のコンディションの配慮なども神経を使いたい。何よりも、選手にとっては外国で自分達を応援してくれる同胞がいるという事実が後押しになると思う。そのためにどの会場でも太極旗がひるがえるような応援態勢を組んでいる。選手団が好成績を残してくれるよう、がんばりたい。
(2003.01.29 民団新聞)