掲載日 : [2007-10-11] 照会数 : 5114
もっと絆を深めよう…ソウルで世界韓人の日式典
[ 国務総理、外交通商部長官とともに「第1回世界韓人の日」を祝う海外同胞代表 ]
第1回世界韓人の日…内外同胞が制定記念式典
【ソウル】「本国国民と在外同胞間の相互交流と理解を通じた同質性の確立」を目的に、韓国政府は今年から10月5日を「世界韓人の日」に制定した。メーン行事の「第1回世界韓人の日」記念式典は同日、ソウル市内のCOEXホールで開かれ、在日、米国、中国など海外同胞500余人をはじめ、国内来賓ら1000人が詰め掛けた。
記念式典であいさつに立った宋旻淳外交通商部長官は、「海外同胞の権益強化に協力することを盛り込んだ『南北宣言』発表の翌日に、在外同胞と国内同胞が一つになって記念式を開くことができるのは光栄だ。本国国民と南北韓人口の10分の1に相当する海外700万同胞が互いに同胞愛を発揮し、『韓人の日』制定を契機に、より絆を深めよう」と述べた。
記念式では、日本プロ野球界で不滅の3000本安打を達成し、韓国野球委員会でも総裁特別補佐を務めた張勲(張本勲)氏に国民勲章「無窮花章」が贈られた。
中央本部の3機関長や全国の幹部、傘下団体長ら日本から出席した60余人は、記念式典後、COEX地下モールに展示された「在外同胞移民写真展」を観覧した。民団が提供した学徒義勇軍出征、外国人登録法改正署名運動、歪曲歴史教科書採択反対デモ、東京オリンピック韓国選手団支援などが、1日10万人と言われる通行人の目を引いた。
中央本部では「韓人の日」に合わせ、本国国民の一層の理解を求める活動の一環として、民団の歴史を網羅した写真集付パンフレット、『在日コリアンの歴史』教科書(民団中央民族教育委員会企画)の韓国語版、民団紹介用DVDの3点セットを製作。6日の鄭進団長ら在外同胞社会代表者主催晩餐会で披露されたほか、報道機関、官庁・自治体、全国の図書館、中学校などに贈呈する予定だ。
(2007.10.10 民団新聞)