掲載日 : [2007-10-11] 照会数 : 6081
第32回望郷祭 無縁の遺骨7体祖国で安らかに
[ 合同墓への安置を前にした告由祭で ]
民団が合同墓に安置
【ソウル】第32回望郷祭が天安市の国立公園墓地「望郷の丘」で民団中央本部の鄭進団長、許孟道、韓在銀両副団長をはじめ、約300人が参加して行われた。
この日の合同慰霊祭に際して民団では、無縁故在日同胞の遺骨、北海道内2体、神奈川県内1体、石川県内4体の計7体を「望郷の丘」帰正閣での告由祭と望郷祭後に民団関係者が設置した合同墓に安置した。
鄭中央団長は追慕辞で「民団では日本各地に散在している無縁故同胞の遺骨を調査・収集して、望郷の丘に安置する慰霊事業を継続推進している。民団関係者が設置した合同墓が15カ所あり、安置した無縁故遺骨2000余体が眠っている」と語り、関係者の労苦に対してあらためて感謝を表明した。
献花・焼香後には、海外同胞遺骨安葬功労者として李鐘太・民団中央本部事業局長に保健福祉部長官表彰状が授与された。
同日夜には、05年の第30回望郷祭を期して遺家族らの親睦と交流を図るために結成された「家族会」(許孟道会長)の主催による懇親会がソウル市内で行われた。
(2007.10.10 民団新聞)