掲載日 : [2003-02-19] 照会数 : 3365
拉致被害者を支援 関西の在日同胞が会設立(03.02.19)
【大阪】拉致被害者家族を支援する在日コリアン関西集会が15日、大阪市立中央会館で在日や地域住民ら350余人が参加して開かれた。
冒頭、同集会実行委員会の李敬宰代表(高槻むくげの会代表)は「在日の多くがこの拉致問題に心を痛め、在日コリアンが中心となって支援していこう」と訴え、拉致された横田めぐみさんと有本恵子さんの両親が当時の様子やこれまでの経過を話した。めぐみさんの母親、早紀江さんは「民族・人種を越え一人の人間としての温かみを確かめあいながら、こらからもがんばっていきたい」と話し、恵子さんの母親、嘉代子さんも「北に渡った家族を思う気持ちは、在日の方も私も同じ」と熱く語り、複雑な立場である在日がはじめて集会を開いてくれたことに感謝した。また東大阪市の白星保朝鮮総連分会長は「人間として犯した罪を認め、誠実に対応していくことが相互理解につながる。一個人として謝罪したい」と述べ、深々と頭を下げた。
同集会の最後には、朝鮮総連に対し、同委員会から誠実な謝罪や真相解明などの要望書を決議した。
(2003.02.19 民団新聞)