掲載日 : [2003-02-25] 照会数 : 3281
「参加する政府」スタート−盧武鉉大統領が就任(03.2.25)
[ 就任式で宣誓する盧武鉉大統領 ]
参加する政府がスタート−新時代建設を強調
「平和と繁栄と跳躍の時代に」
韓国の第16代・盧武鉉大統領は25日午前11時、国会議事堂前の広場で就任式を行い、「参加する政府」時代の開幕を宣言した。
就任式には金大中、金泳三、盧泰愚、全斗煥、崔圭夏の歴代大統領や、重鎮閣僚、憲法裁判所長、海外貴賓客と一般国民約4万5000人が出席した。在日同胞も金宰淑民団中央本部団長をはじめ、全国の民団と参加団体幹部、約900人の代表が出席した。
盧大統領は就任のあいさつで、▽国民と共にする民主主義▽共に生きるバランスの取れた発展社会▽平和と繁栄の北東アジア時代など、「参加する政府」の4大国政指標と、①原則と信頼②公明正大③対話と妥協④分権と自立を提示、新時代建設へ国民の参加を呼びかけた。
盧大統領は金大中政府の対北韓政策「太陽政策」の代わりに、「平和・繁栄政策」を新たに提示し、このための▽対話解決▽信頼と互恵▽当事者の国際協力▽国民的参加と超党的協力の4大原則を明かした。
盧大統領はまた、「東北アジアを繁栄の共同体、ひいては平和の共同体にしよう」とし、「韓半島が欧州とアジアと太平洋を繋ぐ平和の関門、外交と金融の中心地となることができる」と強調した。
就任式には日本の小泉純一郎首相、米国のパウエル国務長官、錢中国副首相など、200人あまりの各国来賓が出席。
盧大統領は就任式後、青瓦台(大統領官邸)までパレードし、さっそく小泉首相と初の韓日首脳会談を行った後、パウエル長官と会合し、北韓核問題の解決に向けた韓米日の共助体制の調整に乗り出す。
(2003.02.25)