韓国の不動産景気が芳しくない中で、釜山・海雲台地域のマンションを購入する中国人や日本人が増加しており、釜山市が指定したグローバル仲介事務所まで登場した。
35階の超高層高級住宅の価格は、220または330平方㍍で15億〜25億ウォン。大型ガラス窓からは海原や島々の景色が広がる。25億ウォンで購入した香港の不動産業者は「海雲台は景色や気候など居住環境が良く、医療・文化・観光インフラも備えているので投資対象としても魅力」と気に入った様子だ。入居前だが、すでに8人の中国人と契約を終えている。
2011年に東日本大震災を経験した日本人は、セカンドハウスとして海雲台にマンションを確保するケースが多い。
80階建ての斗山ウィーブ・ザ・ゼニスや72階建てのアイパークには、日本、中国、ロシアなどの外国人が全入居者の8〜10%を占める。
済州道などが実施している、一定金額以上の不動産を取得すれば永住権を与える「不動産投資移民制」の施行が今後の課題と言われている。
(2013.3.20 民団新聞)