韓国警察庁は11日、4月から飲食店街でのランチタイムや週末と祝日の公園・スポーツ施設周辺での路上駐車を許容することを発表した。
このため、地方警察庁・警察署ごとに「規制改善推進特別チーム」を構成、周辺住民の意見を聞きながら、駐車許可区域を選定し、標示板を設置する。
計画によれば、まず、飲食店密集地域は正午〜午後2時までの「ランチタイム」の2時間、路上駐車が可能となる。現在、地方自治体の1118カ所ではすでに、ランチタイムの駐車違反取り締まりを猶予しているという。
週末・祝日には、家族単位の利用客が多い公園・スポーツ施設周辺の道路も駐車可能にする。すでに、全国で543カ所、175㌔区間が駐車許可に設定されており、今回の措置でこの区間が大幅に拡大される。
このうち外国人観光客が多い、古宮や博物館などの主要観光地は、観光バスを中心に駐停車を緩和する。
団地など駐車場不足の住宅密集地域でも夜間・深夜時間帯の駐車を合法化する。これまで、住宅密集地域での違法駐車が横行していたが、部分的に緩和するもの。
ただし、緊急車両の進入路や火災報知器・消火栓付近などの法定駐車禁止区域はこれまで通り。宅配業者など、小型トラックの「業務車両」についても、駐車許可区域を増やす。
(2015.3.18 民団新聞)