韓国ニュース 内容

●「民族共助」にも反す北韓
●既存対北政策固守は危険
●〞感傷的民族主義〟脱皮を

 金大中大統領の特使として核問題解決を求める大統領親書をもち1月27日から北韓を訪問した林東源青瓦台外交安保統一特別補佐官は、金正日国防委員長との会談を実現できぬまま、29日にソウルに戻った。「成果なし」の特使派遣に対する韓国主要紙(1月30日)の社説(要旨)は次の通り。

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こんな特使、なぜ送った

 事前に金正日委員長との面談約束もなく、金大中大統領が特使を送ったのなら、それ自体が理解し難いことであり、北韓が約束を破ったというなら、無礼極まりないことだ。

 今回の特使派遣は秘密裏に進められたものでもなく、南北双方の公式発表と共に、世界が見守る中、公開的に行われた。 金委員長としては特使が持ってきた「包み」に特別な関心を注ぐほどの内容がないと判断し、特使を門前払いしたと思われる。このような態度は、国際慣例はさておいても、口さえ開けばいわゆる「民族共助」を叫んでいる北韓当局の普段の言行とも、全くつじつまの合わないものだ。

 今必要なことは、すぐさま核問題の解決策を見つけられなくても、南北間で率直かつ深い対話を交わすことである。特使派遣はその効果的な方法ともなり得たが、北韓は特使自体を笑いものにしてしまった。韓国政府の立場もそれだけなくなった。

 今回のことで、北韓は核問題と関連し韓国の役割を認めておらず、米国だけを相手にするという態度に執着していることが明確になった。

 しかし、ブッシュ米大統領は新年の一般教書演説で、金正日政権を「抑圧的な政権」と規定しながら、核の脅しに決して屈しないという断固とした立場を繰り返し明らかにした。

 このような状況で、現政権と次期政権は、今回の「特使の赤っ恥」から教訓を得て、北韓の核問題に対する新しい姿勢と接近方法を整えるべきであろう。

(朝鮮日報)

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金委員長に会えなかった特使

 林特使は金大中大統領が金正日委員長に送った人だ。北韓が、事前協議を経て訪問した大統領特使をないがしろにしたのは、外交的侮辱に当たる。盧武鉉大統領当選者側の李鍾ソプ引継委員まで同行していたために北韓の態度は一層腹立たしい。国家の威信と国民的自尊心もまた傷つけられた。

 「6・15南北首脳会談」(2000年)以後、現政権は金委員長を信頼に足る対話相手と考えているようだが、彼は核問題によって韓半島に緊張が高まっている決定的時期に、大変冷たく特使をあしらった。それにもかかわらず、彼にすがる対北政策を固守するのか。

 南北間に低い次元の対話と協力が数限りなく進展したとしても、金委員長が変わらなければ、なんにもならない、ということをわれわれはよく知っている。政府は「言いたいことはみんな言った」と強弁しているが、金委員長の胸の内を知らなければなにも知らないも同然という事実を否認できないだろう。

 生半可な特使外交が、強硬対峙を継続中の米国と北韓の間でうろうろしている政府の立地を一層狭めるようで心配だ。

(東亜日報)

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手ぶらで戻った林東源特使

 双方が特使の北韓訪問に合意したのは最小限、金委員長が特使と会うことを前提にしたものであった。林特使も北韓訪問前、それを明確にしていた。

 核問題の解決案と関連したお互いの立場の違いから、その会談でどんな成果が出るのだろうかという問題は、はじめから全く別の領域だった。それでも北側がこの会談の約束を一方的に破棄することで、北韓の対南観そのものが表れたのではないかという疑惑を拭い去ることができない。

 われわれをより一層困惑させ、憤怒させたのは林特使の帰還後の説明だ。北側を最後までかばおうとする涙ぐましい林特使の姿勢は、だが国民の抱く憤怒と侮辱感を全く考慮していなかった。こういう姿勢だから会談も実現できないだけでなく、北側から核問題は「北・米間」のことだという冷遇を受けざるを得なかったのではないか。

 新政権は、ここから教訓を得なければならない。国際的に通用する言語と規範を無視する北韓政権の実体に対する冷徹な分析を行い、それに基づき対北韓政策を樹立・執行すべきだ。

 そうでなく感傷的民族主義の枠組みで金大中政権の太陽政策とその方式を一層大胆に推進しようとするなら、内外の壁にぶち当たるばかりでなく、北側からも今回のように侮られるだろう。

(中央日報)

(2003.02.05 民団新聞)

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