掲載日 : [2009-10-15] 照会数 : 4499
いまも癒えぬ心の傷 「強制連行問題学習」
不二越国賠原告団が訴え
株式会社不二越(本社・富山市)を相手取って第2次国家賠償請求訴訟を起こしている女子勤労挺身隊被害者である韓国人女性ら5人が9日、衆議院第2議員会館で市民団体主催の「強制連行問題学習会」に臨み、未払い賃金の支払いと謝罪などを求めた。
原告は第2次大戦中、「上級学校に行かせてあげる」「生け花やミシンも教えてあげる」「賃金ももらえる」と誘われ、不二越鋼材工業株式会社(当時)で食糧も十分与えられないまま昼夜交替で過酷な旋盤作業などに従事した。当時の原告は12〜15歳と幼いときだった。賃金は支払われず、帰国後は「慰安婦」と誤解されるのを恐れてひっそり暮らしてきた。
原告の一人、崔姫順さんは「対価としての賃金をもらえないまま済ませるわけにはいかない」と訴えた。金玉南さんは、「社長は忘れても、われわれは不二越のことを忘れたことはない。指を負傷したことも忘れない」と述べた。安喜洙さんは「社長に良心があるなら胸に手をあてて考えてみてほしい」と声を振り絞った。
控訴審は5日、名古屋高裁金沢支部で結審。原告は翌6日から不二越正門前で抗議の座り込みを続けている。
民団が支援金
民団中央本部は9日、原告団に支援金を手渡して激励した。
原告団は通訳を務めている宋勇民団富山本部団長の案内で韓国中央会館を訪れ、在日韓人歴史資料館を見学した。
(2009.10.14 民団新聞)