掲載日 : [2009-10-15] 照会数 : 3336
「京都民族文化大学」初回講演に120人 主催者側予想を上回る
【京都】在日同胞ばかりか、不特定多数の日本人市民も対象としたオープンカレッジ「京都コリアン民族文化大学」連続講演会(民団京都本部同企画実行委員会主催)が3日、民団京都本部会館でスタートした。第1回は主催者側の予想を上回る120人が、大阪市立大学大学院経済研究科の朴一教授の講演に耳を傾けた。
「在日同胞社会はどこへ向かうのか」と題して講演した朴教授は、「在日新世代の民族志向は一層強まっている」と強調し、「彼らが民族的な生き方を模索している限り在日コリアン社会は永遠に滅びる事はない。新しい世代がこれからの民団を担っていくでしょう」と語った。
朴教授は07年8月、朝鮮奨学会主催のサマーキャンプに参加した高校・大学生90人を対象にアンケート形式で意識調査を行ったことがある。在日4世の回答を分析した結果、将来とも韓国・朝鮮籍のまま生きると意思表示したのが60%、たとえ日本国籍を取得しても韓国系日本人として生きるとしたのは11%だったという。朴教授は定住外国人への制度的な差別が緩和したことや、韓日間の文化交流の進展が追い風になっていると語った。 民団京都本部の王清一団長(企画実行委員会委員長)は、講演に先だって、「これからの民団をどうするのか、新しい在日像をどう描いていくのか。皆さんと一緒になって学ぶことで考えていきたい」と述べた。
(2009.10.14 民団新聞)