掲載日 : [2009-10-15] 照会数 : 3621
歴史資料館に寄付100万円 歌人の深山あきさん
「連帯」のエール
在日韓人歴史資料館(姜徳相館長、韓国中央会館別館)の銀行口座にこのほど、日本の歌人から100万円の寄付金が寄せられた。在日同胞を除けば、これだけまとまった額は初めてという。
寄付したのは歌人の深山(みやま)あきさん(84)。深山さんは「私は天皇制軍国主義教育を受けた世代。日本の収奪がもたらした結果に思いを馳せることなく、韓国に対して長らく誤ったイメージを持っていた」。たまたま、日本人の歴史認識を問う姜館長の講演録を目にしたことで考え方に共感し、「連帯」の気持ちを表したという。
姜館長は資料館の『図録』でも「慰安婦」の悲しみを詠った深山さんの短歌をいくつか引用してきたが、面識はない。それだけに、「びっくりした」という。一方で「この資料館の展示の意味をよく理解してくれている人が日本の方の中にもいた」と感激していた。
深山さんの短歌作品には平和、人権、民主主義に根ざした政治・社会批判を詠んだものが多い。歌集には『風韻にまぎれず‐〈哀号〉の叫び』、『風の音楽‐はばたけ九条の心』など3冊あり、韓国でも翻訳出版されている。資料館では「増え続ける資料を整理する展示ケースの購入費用にあてたい」と話している。
(2009.10.14 民団新聞)