掲載日 : [2009-11-26] 照会数 : 5503
支援者に恩返し 脱北元同胞の高政美さん
[ 少人数授業を進める高政美さん(中央) ]
毎週、韓国語の個人授業
「第2の人生」と遠距離もいとわず
【大阪】裁判で総連の北送責任を追及している脱北元同胞の高政美さん(49)は、八尾市から2時間かけて大阪市内にある支援者宅に通い、少人数による韓国語の個人授業を担当している。北韓滞在歴40年の高さん自ら語る知られざる北韓の実情も好評だ。
授業を企画した「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」会員、武田裕司さん(54)は、「多少アルバイトになれば」と高さんを誘った。受講料は町の語学学校などに比べれば格安だった。だが、高さんは初めのうち頑として受け取ろうとせず、武田さんらを困らせたという。授業は週1回。24日で110回を数えた。
自宅を提供した坂元正三さん(40)は、「北韓では体育大学の教師として一糸乱れぬマスゲームを指導してきただけに教え方のポイントを知っている。性格も明るくおおらかで、生きていく力をもらっています。高さんを通じて脱北者の存在を強く意識するようになりました」という。
「守る会」名誉代表の萩原遼さんは、「脱北者からマンツーマンで韓国語の授業を受けられるのはおそらく、ここだけ」と話している。高さんは「私の第2の人生はここから始まりました。生涯忘れない」と語った。
(2009.11.25 民団新聞)