掲載日 : [2009-12-23] 照会数 : 5766
在日理解への願い韓国児童書に託す 「ムジゲ会」大田区立図書館へ100冊
[ 寄贈図書と趙英淑代表 ]
日本語であらすじも
東京の大田区立久が原図書館(尾形威館長、久が原2‐28‐4)で韓国の絵本や児童書100冊が閲覧できるようになった。韓国から嫁いできたお母さんや在日同胞女性で構成する「ムジゲ会」(趙英淑代表、51)が寄贈した。区内の公立図書館で借り出せる。
これらの書籍は「ムジゲ会」が親交のある韓国の女性議員ネットを通じて取り寄せたもの。購入資金の一部は区の主催する「ふれあいフェスタ」でチヂミとキムチを売った収益をあてた。
同会では韓国語を理解できない日本人でも内容を理解できるようにと、メンバーが手分けして、それぞれの本に日本語のあらすじをつけた。日本語訳監修にあたっては区の国際交流団体「NPO法人大田教育支援の会」の協力を得た。
「ムジゲ会」は渡日してから間もない、日本語の理解が不自由な都内や神奈川県内の韓国人保護者15人が集まり、生活上の不自由さの解消を主な目的に96年、「アリラン会」の名称で発足した。例会は毎月第2土曜日に開いている。参加メンバーは現在、25〜30人ほど。
例会を重ねていくうちに会員から「韓日の懸け橋になることもしたい」との提案があった。保育園で韓国の絵本の読み聞かせを行う国際交流ボランティア活動に参加する会員も出てきた。ちょうど、独島問題などで韓日関係がギクシャクしていたときだった。こうしたことから会の名称を虹を意味する「ムジゲ会」とした。
来年には、今回寄贈した100冊の中から詩集と文化図鑑(上・下)の3冊を選び、日本語で翻訳出版していく。
問い合わせは趙代表(℡090・5567・0236)。
(2009.12.23 民団新聞)