掲載日 : [2010-01-15] 照会数 : 4530
独立運動家尹奉吉義士の評伝 「生誕100周年記念事業会」
初の日本訳出版思想と足跡など
韓国の独立運動家、梅軒・尹奉吉義士の24年の生涯を描いた『評伝 尹奉吉‐その思想と足跡』(河田宏監修・朴淳仁翻訳、写真)が、このほど日本で出版された。韓国では詳細な評伝や児童書、絵本、図録などがいくつも出ているが、日本語版はこれが初めて。
本書はこれらのなかでも評価の高い『評伝 尹奉吉』(金学俊著・李桓編、東亜日報出版局)の全訳。尹義士は日本統治下の1932年、中国・上海虹口公園で開かれた「天長節」祝典会場に手投げ弾を投げ、日本の要人多数を死傷させた。
日本社会では「テロリスト」という負の側面ばかり強調されてきたが、日本の強圧による閉塞状況を打破するための当時としては「やむにやまれぬ義挙」だったことを緻密に実証している。
尹義士の処刑地ともなった金沢では昨年12月17日、市内のホテルで出版記念会が開かれ、民団関係者ら100人が出席した。「尹奉吉義士生誕100周年記念事業会」の会長も務める金学俊さんは、出版記念会に先立つ16日、義士が埋葬されていた金沢市郊外の野田山の共同墓地に参詣し、日本語版評伝を献呈した。問い合わせは彩流社(℡03・3234・5931)
(2010.1.13 民団新聞)