掲載日 : [2010-03-10] 照会数 : 4019
<厚労省>在日遺族を公開調査 徴用同胞の遺骨474体
韓国返還前に
日本政府は、東京・目黒区の祐天寺に安置されている韓国籍の旧軍人・軍属などの遺骨名簿を公開し、日本在住遺族を探している。遺族が見つからなかったときは身元不明とし、韓国政府に一括返還する。対象となる旧軍人・軍属の遺骨は219体。この中には韓国側で遺族が判明している20体も含まれている。
遺骨名簿は1日から、厚生労働省のホームページに浮島丸の犠牲者275体を含む474人分を掲載している。公開しているのは名前と本籍地のみ。これは同省内でも直接、閲覧できる。公告期間は4月30日まで。返還時期は公告期間を過ぎて約1カ月後になる。これは2月12日にソウルで開かれた遺骨問題に関する第7回韓日政府間協議での合意に基づく。
これらの遺骨は、日本政府が70年代から祐天寺に保管を委託してきた。すでに韓国国内の遺族が判明した204体の旧軍人・軍属の遺骨については、3回に分けて公式返還されている。
遅れる「民間人」早期返還求める
民主党に市民団体
旧軍人・軍属に比べ、韓半島出身の民間の戦時動員犠牲者については、「国と直接雇用関係のなかった者の遺骨」(日本外務省)として、日本政府の対応は鈍い。04年12月の韓日首脳会談に基づいて始まった韓日合同調査によって、日本全国の寺や納骨堂などで2600余体の遺骨の所在が確認されているが、いまだに1体も返還されていないからだ。
韓半島から強制動員された犠牲者の遺骨調査・研究にあたっている宗教界・関係市民団体でつくる「韓国・朝鮮の遺族とともに」全国連絡会(共同代表・上杉聡ほか)は2月24日、民主党幹事長室を訪れ、迅速に推進するよう求めた。民主党から厚生労働担当の今野東副幹事長が参加した。
具体的には、①植民地支配・強制動員労働に対する国の責任認定と謝罪②遺骨返還の迅速な推進③返還にあたっての首相の追悼辞朗読など。
(2010.3.10 民団新聞)