掲載日 : [2010-07-28] 照会数 : 4210
<脱北者>韓・日公館で足止め
中国 出国許可せず2年以上滞在も
「北送事業」で北韓に渡り、その後脱北し、日本入国・定住を希望し中国など第3国で待機している元在日同胞家族も、少なくない。
7月8日付「朝日新聞」は「中国の日本公館に保護されたものの、そのまま足止めにされている人が十数人にのぼっている」「中国政府は脱北者の増加を警戒して、出国許可と引き換えに、日本側に『今後は脱北者を保護しない』とする内容の誓約書の提出を求めているが、日本側は拒否している」と報道。「中国政府の出国許可がおりず、(日本)公館内に2年もとどまっている人もいる」と伝えている。
また、韓国紙「中央日報」(3月8日)によると北京駐在の韓国領事館と韓国大使館には、足止めされ1年以上滞在する脱北者が70人にものぼる。
従来、韓国公館に保護された脱北者は中国公安の調査を受けた後、臨時旅行証明書の発給を受けて、第3国追放の形で近隣の国家に移動後、韓国に入ることができた。しかし、08年夏の北京五輪以降、中国政府は脱北者問題管理を強化し、彼らの出国を許可しなくなった。このため韓国公館に2年以上滞在する人もいるという。
昨年韓国入りした脱北者(2952人)の約85%は、在中公館での足止めを嫌い、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマーなどを経由したものだった。なお、これまで韓国入りした脱北者は7月1日現在で累計1万7712人となっており、年内にも2万人を突破すると予想されている。
(2010.7.28 民団新聞)