あすか信用組合は14日、東京・新宿の本店で入組式を行った。東日本大震災の影響で延期していたもの。応募者4300人の中から採用された新入職員14人(男7、女7)は13日までの研修を終え、15日から各支店に配属される。1日からの研修期間中はあいさつや金融業務の基礎知識などについて学んだ。
李永植理事長は「信用組合の根幹は相互扶助。組合員の要望を肌で感じ取り、その地域になくてはならない存在になってほしい。失敗を恐れず、疑問があれば先輩に教えてもらう姿勢が大切だ」と激励した。
上野支店に配属された文田道成君(23)は「研修を通じてまだまだ学ぶべきことが多いことを知った。父が民団にいたこともあって、微力ながら組合員に手助けできるよう頑張りたい」と抱負を語った。
なお、民族金融機関の新入職員数は、中央商銀信組が2人(男1、女1)、あすなろ信組が2人(男)、信組愛知商銀が9人(男5、女4)、近畿産業信組が62人(男28、女34)、信組広島商銀が5人(男3、女2)、九州幸銀信組が3人(男2、女1)となっている。
(2011.4.15 民団新聞)