韓日合作ドキュメンタリー映画「海峡をつなぐ光〜玉虫と少女と日韓歴史ロマン」(乾弘明監督、同製作委員会)が、11日の岐阜県高山市民文化会館を皮切りに全国の劇場やホールで上映される。製作委員会では「過去の文化交流に思いをはせながら、日韓関係の未来を考えていくきっかけにしていきたい」と会場でシンポ、舞台あいさつを計画している。
高山市民文化会館では映画上映後、韓日交流から生まれる観光、産業、文化の新たな可能性を探る「古い歴史が未来を創る」と題した文化交流シンポジウムを開く。
7月8日にはJR岐阜駅西隣のじゅうろくプラザでも午後6時30分から映画とトークの夕「日韓をつなぐ光」が開かれる。
主な劇場での公開予定は次のとおり▽東京=ヒューマントラストシネマ有楽町(6月25日午前10時20分〜)▽大阪=シネ・リーブル梅田(7月2日〜)▽福岡=ソラリアシネマ(7月9日〜)▽京都=京都シネマ(7月23日〜)。平成プロジェクト(TEL03・3261・3970)。
鑑賞券を贈呈
新羅王朝の古墳群から出土した1500年前の玉虫馬具と推古天皇が祈りを捧げた1400年前の国宝仏具玉虫厨子。両者はいずれも玉虫の翅で装飾されていた。映画はこれら歴史的美術品の復元プロジェクトに取り組む韓日2人の伝統工芸職人の技を追いながら、玉虫が結ぶ両国の文化交流史のロマンに迫る。
先着10人に全国共通鑑賞券を贈呈。民団新聞読者プレゼント係まで。
(2011.6.8 民団新聞)