【大阪】民団大阪・茨木支部(朴貞旺支団長)の新会館が完成。5月29日、落成式を迎え、関係者にお披露目された。民団大阪本部から金漢翊団長がお祝いに駆けつけた。
新会館は木造2階建て。延べ床面積は97・20平方メートル。敷地面積は旧会館当時と比べて9・42平方メートル増えて58・09平方メートル(18・5坪)と、ちょっぴり広くなった。
旧会館は市の所有地に建てられていた。道路拡張に伴い、市から別な場所へ立ち退くよう迫られていたが、同支部は「1世が活動の拠点としたこの場を離れるわけにはいかない」と交渉を重ね、話し合いがまとまるまでには10年近い歳月を要した。立ち退き料は茨木市から2600万円。このお金の一部で旧会館敷地から南に下がった裏の土地を購入した。新築にあたっては団員から幅広く1000万円の賛助金を募った。
同支部関係者は、「団員から立ち退き料の範囲内で新築すればいいという意見もあったが、そうすると建物がかなり小さなものになってしまい、意味をなさない。1世が苦労して建てた韓国会館を維持、発展させていくのはわれわれ2世の責任」と話している。
(2011.6.8 民団新聞)