婦人会大阪・茨木支部
【大阪】「ハナ、トゥル、セッ」―先頭に立って見本を示しながら指導にあたる鄭有善さん(48)のりん然としたかけ声が、茨木韓国会館内に響き渡る。婦人会茨木支部(金花子会長、66)が舞踊部を再開してから7カ月。23日から和歌山県で開催される婦人会大研修会近畿地協Aでこの間の練習成果を発表する。
練習は第1・2・3火曜日の月3回、午後1時から4時まで。常時9人が通っている。まず、基本となる「立舞」をみっちり20分以上繰り返す。次に、ゆっくり流れるような動作の「鳥打令」と、早いリズムの「川辺のほとり」を練習した。
メンバーは「ここは私たちの癒しの場。練習中は笑い声が絶えません」と口をそろえた。金会長は、「『鳥打令』はリズムがゆっくりで忍耐力がいる。でも、踊り終えると気分が爽やかになる」という。
同支部常任顧問の朴富子さん(69)は、「踊りの順番を覚えて体いっぱいで表現するので、気持ちがいい」と笑顔を見せていた。
同舞踊部は7年前に開設。この間、講師の交替や会館の建て替えなどで休会を余儀なくされてきた。
(2011.6.22 民団新聞)